准看護師の免許を持った人たちが看護師になるための養成課程です。2年間の全日制で学習環境が整っています。卒業時に【看護師国家試験受験資格】と【専門士】の称号が付与されます。
科目
単位数
時間数
基礎分野
科学的思考の基礎
統計学
1
30
社会学
1
30
スポーツ科学
1
15
人間と生活・社会の理解
人間関係論
1
30
教育学
1
30
文化と生活
1
30
英語
1
30
小計
7単位
195時間
専門基礎分野
人体の構造と機能
人体の構造
1
30
人体の機能
1
30
生化学(栄養学含)
1
30
疾病の成り立ちと回復の促進
疾病の成り立ちと治療Ⅰ~Ⅴ
5
150
微生物学
1
30
臨床薬理学
1
30
健康支援と社会保障制度
保健医療論
1
15
公衆衛生学
1
30
社会福祉
1
30
法と倫理
1
30
小計
14単位
405時間
専門分野Ⅰ
基礎看護学
看護学概論
1
30
基礎看護学方法論Ⅰ~Ⅳ
5
150
基礎看護学実習
2
90
小計
8単位
270時間
専門分野Ⅱ
成人看護学
成人看護学概論
1
30
成人看護学方法論Ⅰ・Ⅱ
3
90
老年看護学
老年看護学概論
1
30
老年看護学方法論Ⅰ・Ⅱ
2
60
小児看護学
小児看護学概論
1
30
小児看護学方法論Ⅰ・Ⅱ
2
60
母性看護学
母性看護学概論
1
30
母性看護学方法論Ⅰ・Ⅱ
2
60
精神看護学
精神看護学概論
1
30
精神看護学方法論Ⅰ・Ⅱ
2
60
臨地実習
成人看護学実習
2
90
老年看護学実習
2
90
小児看護学実習
2
90
母性看護学実習
2
90
精神看護学実習
2
90
小計
26単位
930時間
統合分野
在宅看護概論
在宅看護概論
1
30
在宅看護方法論Ⅰ・Ⅱ
2
60
看護の統合と実践
医療安全・臨床看護の実践
1
30
災害看護
1
30
看護管理・国際看護
1
30
看護研究
1
30
臨地実習
在宅看護論実習
2
90
総合実習
2
90
小計
11単位
390時間
総合計
66単位
2,190時間
教科外活動:193時間
月曜日~金曜日
1時限
9:10~10:40
2時限
10:50~12:20
3時限
13:20~14:50
4時限
15:00~16:30
臨地実習
8:30~16:00
※土・日・祝日は休みのため、家庭・子育てとの両立、またプライベートの時間も大切にしながら学校生活を送ることができます。
在校生
私は長崎県の衛生看護科を卒業後、本校の看護科に進学しました。初めは慣れない土地での生活や、幅広い年齢層のクラスの中でやっていけるのかとても不安でした。しかし、グループワークなどでお互いに助け合い、看護の知識や技術を高め合いながら楽しい学校生活を送ることができています。また学業だけでなく、アルバイトや趣味など私生活との両立もしっかりできています。
今後、実習や国家試験など大変なこともありますが、看護師免許取得に向けて、同じ目標をもつ仲間とともに頑張っていきたいと思います。
在校生
私は本校の准看護科を卒業後、看護科へ進学しました。クラスの約半数が本校の准看護科から、あとの半数が他校の准看護科や社会人経験者で、様々な年代の方が同じ教室で日々学んでいます。社会人経験者は准看護師として数年勤務後に、より高いスキルを求めて進学され、多くの知識や技術を身につけられているため教わることも多くあり、楽しく学校生活を送ることができています。本校ではチューター制度があり、1年次より熱心に指導してくださり、私自身も基礎実習の前後で記録の書き方、実習の振り返りを一緒にして2年次の領域実習に向けて日々学習してきました。また、国家試験に向けて模試の問題を解き、解説をもとに振り返りの学習をし、少しずつ成績も向上してきました。そのことが自信に繋がり、これからの実習や国家試験に向けてさらに頑張っていきたいと思います。
在校生
私は30代後半で准看護師になり、5年ほど病院で勤務しました。准看護師のままではアセスメント力が不十分だと感じ、通信教育ではなく直接指導を受けられる対面授業で、さらに2年間で卒業できる本校を選びました。入学してみて、メンバーと意見交換をするグループ学習や、自分たちで考えながら技術を発表する演習などもあります。また実習では多職種と実際に関わったり、病棟カンファレンスに参加したりして、このカリキュラムはこれからの看護師に必要なスキルを身につけられると感じています。自分の子どもと変わらない年齢の同級生や子育てしながら学んでいる同級生など、様々な立場の学生の考えを知り、新たな気づきができています。
本校には、地域に根差した授業として地域住民の方と直接触れ合う機会があり、看護の対象者となる方々の社会背景を実際に見て学ぶことができました。他にも解剖見学や、福祉用具展示施設への見学、協定関係にある大学施設での医療工学に関する学習など、他県から通学している私にとってはどれも新鮮で、本校でないと学べなかったと思っています。通学や家庭との両立、さらには経済的な不安などありましたが、先生方には親身に寄り添っていただき、認め合える仲間に出会え、家族のサポートや奨学金制度の利用で看護師への道を歩むことができています。これからの臨地実習や国家試験を乗り越えられるように頑張っていきます。
卒業生
私は25回生として入学しました。卒業後は筑水会病院に就職し、5年目を迎えます。
精神科看護では目に見える変化だけでなく、日常の療養生活やコミュニケーションからわずかな変化を、五感を使って察知することが求められます。また、それらの些細な変化をスタッフ全員で共有しながら素早く適切な看護支援につなげていくことが大切だと思います。
本校で学んだ講義や実習が礎となり、いま現在、役に立っていることが多いと実感しています。これから八女看で沢山の学びを得た皆さんとともに、看護ができる日を楽しみにしています。
卒業生
私は22回生で、卒業した後は日々出会う人々に感謝をしつつ総合病院で勤務しています。
働き初めてから今まで、多くの病める人々の看護を行い、学生時代に培った人間性がとても大切だと、改めて実感しながら看護をしています。また看護師の活躍の場として、病院という施設だけでなく訪問看護ステーションなどの在宅看護領域があることを知ることができました。さらに、患者さんとの触れ合いの中でコミュニケーションスキルを身につける重要性も学びました。
看護師不足という社会問題がある以上、決して楽な仕事ではありませんが、国家資格という強みをいかして、今後一人でも多くの看護師が誕生することを心から願っています。